Femtech(フェムテック)って何?最初に知りたい基本や市場について

最近テレビや雑誌で「フェムテック」という言葉を見かける機会が増えていませんか?
気になるけどよく分からない、何となく知った気にはなっているけど人には説明できない…そんな貴方にフェムテックジャパンがお答えします。ぜひご覧ください。

フェムテック(Femtech) = 女性(Famale)+技術(Technology)

フェムテックとは

Female(女性)とTechnology(テクノロジー)を掛け合わせた造語がFemtech (フェムテック)となります。2020年は日本でのフェムテック元年と呼ばれ、2021年には流行語大賞にもノミネートされました。

フェムテックの意味するフィーメル(女性)って何?

語源は分かりましたが、女性とテクノロジーと言われてもピンとこない方が多いと思います。
具体的にここで言う“女性”とは、「生理、PMS(月経前症候群)」「妊活・不妊・妊よう性」「妊娠期・産後」「セクシャルウェルネス」「ウェルネス・疾患」「更年期」などライフステージや健康課題を指します。

女性特有の健康課題

フェムテックの意味するテクノロジー(技術)って何?

テクノロジーとは科学技術や工業技術を意味し、有名なところでは「生理周期や排卵日の予測アプリ」、「健康相談WEBサービス」などが分かりやすい例かもしれません。
実際には技術の定義が幅広いため、ICTサービスだけではなく不妊治療、ホルモン検査、生理用品など様々な製品がテクノロジー=フェムテックの対象となっています。

当サイトでも多くのフェムテクプロダクトを紹介しておりますので、気になる方は以下よりご覧ください。

フェムテックってただの流行り?なんで急に有名になったの?

語源については諸説ありますが、生理日管理アプリを開発したドイツのスタートアップ企業であるクルーのCEO(最高経営責任者)、アイダ・ティンが2013年頃にはじめて「フェムテック」という言葉を使い、広まったと言われています。
その後欧米で急速に使われ始め、多くのスタートアップ企業が参入し始めました。

市場のサイズは2025年グローバルで5兆円、国内2兆円規模。流行では片付かないビッグ市場。

フェムテック グローバル市場
出典:FemTech: Digital Revolution in Women’s Health

フェムテック市場は急激な速度で成長しています。アメリカのコンサル会社であるフロスト&サリバンの調査では、フェムテックの市場規模が2025年グローバルで5兆円を超える予測となっています。

フェムテック 国内市場

出典:矢野経済研究所、フェムケア&フェムテック(消費財・サービス)市場調査の結果を発表

さらに矢野経済研究所の調査では、日本国内のフェムテック市場だけでも2025年2兆円を超える予測となっています。
実際の市場規模推移をみてもほぼ予測通りに推移していますので、決してオーバーな数字ではありません。

フェムテック市場が拡大している背景は?

フェムテック市場が急速に拡大している背景には様々な要因が考えられますが、ここでは3つの要因に絞って説明いたします。

  1. テクノロジーの進化
  2. 女性の社会進出
  3. 女性による企画、ベンチャーキャピタルの増加

1.テクノロジーの進化

元々日本国内でもルナルナをはじめとした生理予測アプリなど多くのテクノロジーを活用したサービスは使われていましたが、例えば膨大なデータを分析してユーザーに合わせた高精度アルゴリズムによる表示など、テクノロジーが進化しているのも要因の一つです。
また、検査技術の向上うやオンライン相談などのプラットフォームが一般的になっていることもからも、テクノロジーの進化と女性特有の課題解決が結びついた結果と言えます。

2.女性の社会進出

女性の社会進出

グローバルでは女性の社会進出が日々加速・一般化しており、社会進出というよりはもはや「女性がリーダーとなり、社会を引っ張っていく」ことも当たり前になっています。
そして女性自身にスポットが当たることにより、課題=ニーズ自体が注目を集めているのです。

3.女性による企画、ベンチャーキャピタルの増加

女性の経営者・役員も増加しており、女性による企画に対して共感しやすいことから投資も進んでいます。
ベンチャーキャピタルはこの大きな流れを汲み、フェムテックという市場への先行投資は行い市場拡大を支えています。

あなたに合ったあなただけのフェムテックを。

フェムテックに関する基本知識と市場についてお伝えしましたがいかがでしょうか。
ここまで詳しく説明しましたが、実際には“フェムテック”という言葉が重要なのではありません。
あなた自身がどのような課題を持っており、フェムテックにより課題を解決できるかが重要です。
当サイトでは、そもそも自身の課題を発見することから学ぶことができるようになっていますので、ほかのページもご覧になってみてはいかがでしょうか。

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