2025年7月10日に開催された『フェムテックジャパン/フェムケアジャパン2025』。会場では多彩なアイテムやサービスが展示され、多くの来場者で賑わっていました。そこで、『フェムテックジャパンカレッジ』のライターが各出展社に取材を実施!
4回に渡りお届けしているイベントレポートですが、vol.3では包括的なフェムケアを目指す教育視点の12サービスをご紹介。
HPVのハイリスク型感染を調べる
子宮頸がんの原因とされるヒトパピローマウイルス(HPV)。『M-MedicalのHPV検査』は、HPVの中でもがん化する可能性が高いハイリスク型の感染有無を調べるセルフ検査キットです。
検査の結果、ハイリスク型への感染が疑われた場合は、追加料金なしで細胞診も受けられるため、早期治療につながる安心感があります。
漫画を通して知識が得られるWEBメディア
>>>株式会社ゼネラルリンク
『MOREDOOR(モアドア)』では、ジェンダーやセクシャルウェルネス、キャリアなどのテーマを、漫画を通してわかりやすく発信しています。
多様な考え方や知識を知ることができ、自分自身を受け入れるきっかけにも。生き方に悩んだ時の支えになってくれそうなコンテンツです。
最新の美容トレンドが集まる体験型イベント
>>>株式会社ritu
フェムケアやインナーケア、美容医療などの最新トレンドを自分の目で見て体験できるイベント『BEAUTY GALA(ビューティーガラ)』。メーカー担当者から、商品の開発秘話や効果的な使い方を聞けるのが魅力です。
実際に話を聞くことで知識が深まり、納得したうえでアイテムを取り入れることができます。
子どもたちに正しい生理の知識を伝える
>>>生理の保健室☆協会
『生理の保健室☆協会』は、親子向けのイベントや教育機関での授業を通し、子どもたちに生理を正しく伝える活動を実施。成長に伴い変化する女性特有の悩みを軽減し、心と身体の健康をサポートします。
子どもの頃から正しい知識に触れることで、自分や他者を大切にする意識が自然と育ちそうだと思いました。
港区の保健所が女性の健康をサポート
>>>港区みなと保健所
『港区みなと保健所』では、性感染症の即日検査や卵子凍結費用の上乗せ助成、プレコンセプションケアなど、女性の健康を支えるさまざまな取り組みが行われています。
行政サービスでこうした支援を受けられるのは心強く、全国の自治体にも広がってほしいと感じました。
ヘルスリテラシーの向上を目指す取り組み
>>>株式会社ジョコネ。
ヘルスリテラシーとは、健康や医療に関する情報を得て理解して活用する能力のこと。『ジョコネ。』では、女性が高いヘルスリテラシーを身につけ、自分らしく生きられる社会の実現を目指して、企業向けのセミナーや専門家とのマッチングサービスを展開しています。
自分を大切にすることにつながる頼もしい取り組みです。
地方にもフェムテックが広がる社会を目指す
『Femnication Project(フェムニケーションプロジェクト)』は、女性の健康と活躍を応援する取り組みとして2022年に広島でスタート。企業や教育機関向けのセミナーに加え、今後は地方でフェムテックを広める人材育成養成講座も開始予定です。
フェムテックの地方への広がりによって、より多くの女性が自分らしく過ごせる社会になっていくことが期待されます。
フェムテックジャパン発のプロジェクト
>>>誰もが快適な生理を
『誰もが快適な生理を』では、全国の学校や企業などのトイレにノンポリマー生理用ナプキンを設置する活動を行っています。
トイレットペーパーのように生理用ナプキンが常備されていれば、より安心して毎日を送ることができると思います。ノンポリマー生理用ナプキンの心地よさを知ることができるのも魅力のひとつ。
専門家と共に信頼できる情報を発信
『フェムテックジャパンカレッジ』は、女性特有の健康課題をテーマに、医療従事者や有識者への取材記事を多数掲載しているナレッジサイト。
専門家の知見をもとにした信頼できる情報が集まっていて、気になるテーマを深く知りたい時に頼れる存在です。
フェムテックの知識を証明する資格
>>>フェムテックメンター
『フェムテックメンター』は、フェムテックやフェムケアに関する知識があることを証明できる資格制度です。E級から始まり、D級→C級→B級→A級と段階的にステップアップできます。
まずはオンラインで気軽に受けられるE級からをチャレンジするのがおすすめ!
ユーザーのリアルな声を反映したアワード
毎年12月に開催される『フェムテックジャパン/フェムケアジャパン』では、エントリーされた商品やサービスを対象に投票を募り、『フェムテックジャパンアワード』を授与しています。
次回は2025年12月2日に開催予定。ユーザーのリアルな声が反映されるからこそ、受賞した商品やサービスへの信頼感も高まります。
フェムテックを五・七・五で詠む川柳コンテスト
今年初めて開催された『フェムテック川柳・フェムケア川柳』は、PMSや更年期など、女性の健康をテーマにした川柳コンテスト。日々の悩みや疑問、将来への希望が、五・七・五で表現されました。
受賞作品には、思わず共感してしまうものや、クスッと笑える一句も。短い言葉の中に、それぞれの想いや願いが感じられました。
執筆/平野絵梨香
No.00180
2025年8月15日リリース