2025年7月10日に開催された『フェムテックジャパン/フェムケアジャパン2025』。会場では多彩なアイテムやサービスが展示され、多くの来場者で賑わっていました。そこで、『フェムテックジャパンカレッジ』のライターが各出展社に取材を実施!
4回に渡りお届けしているイベントレポートのラストは、フェムケアの基礎として知っておきたい9ブランドをピックアップしました。
美容成分たっぷりのデリケートゾーン用オイル
>>>株式会社E-seeds
『YURiiRO(ユリイロ)』は、美容液×天然オイルの2層式のフェムケアオイルです。ヒアルロン酸よりも5倍の保水力があるほど、美容成分がたっぷり。乾燥しがちなデリケートゾーンを守る低刺激・弱酸性のボディウォッシュとのダブルケアもおすすめしたい、フェムケアの入り口となるアイテムです。
乳酸菌で腟内環境を整える
>>>わかもと製株式会社
医薬品、セルフメディケーション企業として長年培ってきた知見を活かし、腸内フローラと腟内環境の関係に着目して誕生したのが、機能性表示食品の『フェミフローラ』。乳酸菌約10億個を腟に届けることができるサプリメントです。
デリケートゾーンのトラブルが気になり始めた時をはじめ、気になり始める前からでも取り入れたいフェムケア習慣です。
変化する肌状態にあわせた美容を提案
>>>株式会社シーボン
1966年創業からスキンケアの専門ブランドとして知られる『C’BON(シーボン)』は、ホルモンバランスの変化による肌悩みにも着目しています。年齢やライフステージによって変化する肌状態に合わせて、ホームケアとサロンケアを連携させた『共奏美容』を提案。
展示会やサロンでの体験から実感してもらうことを大切にしている点も印象的でした。
フェムケアをポジティブに楽しむ
>>>enju
『anju(エンジュ)』は、デリケートゾーンの美容液『おまたオイル(R)』や腟まわり専用の天然・植物由来成分100%の『エメールソア』から、振動による刺激でタイトニングができる膣ケア器『anuCARE』などを展開するセレクトショップ。
スキンケアやオーラルケアと同じように、デリケートゾーンのケアやトレーニングを、日常にポジティブに取り入れられそうだと感じました。
肌にも、環境にも優しい選択ができる
>>>株式会社G-Place
天然素材ナプキンや吸水ショーツなど、環境と人に優しい製品作りを追求してきた『Natura Moon(ナチュラムーン)』。今でこそ天然素材のナプキンは多く見られるようになりましたが、日本初のノンポリマー(高分子吸収材不使用)のナチュラル生理用品を実現したブランドとして知られています。快適に生理期間を過ごせるよう考え抜かれたこだわりの製品展開は注目です。
親子で始めるフェムケアに最適
>>>amulets
『amulets(エミュレーツ)』は、生理に関する知識を早いうちから取り入れ、身体をいたわることを大切にしているブランド。初潮を迎えた時から揺れ動くデリケートな身体をケアするために生まれたバームは、デリケートゾーン用商品初の塩化マグネシウムを主成分に、コメ油やシアバターなど、本当に必要な6成分だけが使われています。親子で使い始めてみるのもおすすめです。
住まいから実現するフェムケア
>>>株式会社LIXIL
「おしり洗浄用のノズルでデリケートゾーンを洗いたくない」という不安を解決する革新的な『INAX シャワートイレ (ビデ専用ノズル)』。産婦人科専門医もおすすめしている、まさに、女性の身体を考えて作られた画期的な製品です。
住宅設備の分野からフェムケアに切り込み、家庭の中にある設備こそが、日々のケアの基盤であるという視点が印象的。
自然の力×科学で叶える本格ケア
植物の恵みと科学の力を融合し、医療機関や大学研究室との共同研究によるデータをもとにしたナチュラルケアを提案する『ORGANIC SIENCE(オーガニックサイエンス)』。100%天然由来成分にこだわった『マグバーム』は、筋肉を緩めるためのマグネシウムを配合し、肩こりや筋肉痛などボディケアはもちろん、肌を酸化から守り、保湿ケアにもぴったり。
機能性とデザイン性を兼ね備えたショーツ
>>>セーレン株式会社
生理中も健やかに華やかに過ごせるようにと誕生したブランド『hanayaka(R)』が展開するのは、生理のお悩みの中でも多い生理痛を解決するための温活吸水ショーツ『onaka想い(R)』。
身体を温めることははじめ、太ももまわりは洋服に響きにくいデザイン設計、羽付きナプキンにも対応する機能性など、細部にまでこだわりが光ります。
執筆/塙萌衣
No.00181
2025年8月22日リリース