キャリアと女性の健康

iroha×水原希子共同開発のトイにはクジラのラブソングを変換した音波振動を搭載!【FJC×フェムケアコンシェルジュ 木川誠子 知識とともに楽しむフェムケア vol.1】

女性の健康課題にまつわるナレッジを届けている『フェムテックジャパンカレッジ』と、10年以上の取材による知見と3000個以上のフェムケア製品を試した経験を活かしてフェムケアコンシェルジュとして活動し、『フェムテックジャパンカレッジ』の記事制作ディレクターでもある木川誠子がタッグを組んだ『知識とともに楽しむフェムケア』企画が始まります。

フェムケアを自分と向き合うため、自分を慈しむためのセルフケアとして捉えたうえで、テクノロジーを用いている、用いていないに関わらず、アイテムを1点ピックアップ。そのアイテムを多角的に知れる、フェムケアがもっと楽しくなる知識や情報、感想も含めてお届けしていきます。

第1回目は、モデル・女優としてグローバルに活躍する水原希子さんと『iroha』が共同開発したセルフプレジャートイ『iroha mai RURI』です。

>>>10周年発表会では、伝えることを生業にする女性たちとのシスターフッドを感じた。株式会社TENGA 国内マーケティング部 部長 西野芙美さん~前編~【FJCトークルーム vol.2】

>>>女性の各ライフステージで価値を提供できるブランドへ。株式会社TENGAマーケティング本部 国内マーケティング部 部長 西野芙美さん~後編~【FJCトークルーム vol.2】

水原希子さんとコラボレーションしたプレジャートイ!

セクシャルウェルネス、フェムケアアイテムを展開する『iroha』は2023年に10周年を迎え、アンバサダーとして水原希子さんが就任したニュースは多くの注目を集めました。そして、アンバサダー就任企画のひとつとして発表されたのが、今回の『iroha mai RURI』です。

ドイツのプレジャートイブランド『ウーマナイザー』からは、アーティストのリリー・アレンと開発したモデルが登場したり、俳優のグウィネス・パルトロウは自身のウェルネスブランド『グープ』でトイを製作したりと、トイ×有名人の組み合わせはよく見られます。ただ、日本ではなかなかない試み。そんな中で、『iroha 10周年発表会』で「水原希子さんとトイを開発中です」という話を聞き、「どんなアイテムが誕生するのだろう」と、その時をワクワクしながら待っていました。『iroha mai』シリーズ

『iroha mai RURI』は、最新技術のHaptic WAVE(TM)テクノロジーが搭載されている『iroha mai』シリーズをベースに、「自然と海が心のよりどころ」と話す水原さんが提案した、海とクジラがモチーフとなった振動が追加されたセルフプレジャートイです。

振動パターンは全部で10種類。そのうちの5種類が水原さんとの共同開発によって誕生しています。『iroha mai RURI』ローンチイベントの水原さん

先日行われた『iroha mai RURI』ローンチイベントでは、開発の裏側を水原さんが教えてくれました。

「クジラは求愛する時にラブソングのような鳴き声を出すんです。ホエールスイムをしていた時にそのラブソングを歌っていて、その声が振動となって全身に伝わってきた時の感動は今でも忘れられません。その時に得た感覚をトイの中に落とし込みたくて、海とクジラという提案をさせていただきました。

私自身が撮影・録音したクジラの鳴き声をもとにirohaのスタッフさんが振動パターンに変換してくれたのですが、まるで音楽のように振動を作っていく作業はとても新鮮で、貴重な経験となりました」(水原さん)

『iroha』の商品開発担当者も、「これまでクジラの鳴き声をモチーフして振動を作ったことがないので、水原さんならではだと思いました!」と、水原さんの提案が新鮮だったようです。

”クジラの鳴き声のリズム”は音と振動で体感できる

『iroha mai RURI』ポスター

『iroha mai RURI』のベースモデルとなっている『iroha mai』シリーズには、最新技術のHaptic WAVE(TM)テクノロジーが搭載されています。よりリアルな触覚体験(ハプティクス)をもたらしてくれる技術で、スマートフォンやゲーム機のコントローラーなどにも採用されているそうです。

その技術を用いて共同開発された振動は、ネーミングを見ただけでも、「これまでのトイにはないような振動パターンかも」と気になりました。私の感覚ではありますが、それぞれの振動についてご紹介します。特に④(R6)と⑤(R7)は『iroha mai RURI』ならではだと思います!

①ゆったりとした波のリズム(R2)

小さな波が少しずつ近づいてくるようで、徐々に盛り上げてくれる印象。

②重なる波のリズム(R3)

次から次へと波が起こるように振動し、その余韻が重なった時にずしんとした振動を感じます。

③ダイビングのバブルリズム(R5)

次から次へ泡ができる瞬間をソフトな振動で伝えてくれます。

④クジラの鳴き声のリズム【低音】(R6)

振動音とは異なる、鳴き声を再現した音を聞くことができます。振動と音が一緒に近づいてくる感じがくすぐったくて新感覚です。

⑤クジラの鳴き声のリズム【高音】(R7)

こちらにも音があり、どこか甘えているような音色に聞こえました。その音に連動するように広がるリズムカルな振動が心地よさにつながっていきます。

感じ方はひとりひとり異なるので、自分自身の感覚にフォーカスしたうえで、全10種類の振動パターンと3段階の切り替えを組み合わせながらお気に入りを見つけていくのは、新たな感覚的・官能的な体験をもたらしてくれそうです。

水原さんの想いが反映されたカラーリング

iroha mai RURI

水原さんもローンチイベントで、「irohaを初めて見た時、女性のために作られているアイテムだと感じました。こんなかわいいトイがあったんだ!と思いました」とお話していたように、セルフプレジャートイは手に取りやすいかどうかが選ぶ際の第一関門になっていると思います。「トイに見えないデザインがいい」「インテリアにもなじむカラーリングがいい」など、チェックポイントはいろいろあると思いますが、心理的ハードルを下げるという意味でもデザイン性は必要不可欠。

だからこそ、『iroha mai RURI』はカラーリングでもモチーフとなった海とクジラを表現。本体には海をイメージした淡いブルーを、カバーには白波のような半透明ホワイトを採用し、思わず手に取ってみたくなるアイテムに仕上がっています。『iroha mai RURI』のモチーフとなったクジラ

ローンチイベント会場には、『iroha mai RURI』のモチーフとなったクジラの写真が飾られていました。水原さん自身が撮影した1枚だそうです。アイテムが持つ世界観がより伝わりますよね。

その世界観や水原さん自身のセルフプレジャーに対する考え、想いも含めて、『iroha mai RURI』でのプレジャー体験を楽しんでみてくださいね。

<スペック>
ブランド名:iroha
商品名:iroha mai RURI
金額:¥16,000
本体サイズ:幅174×奥行き33×高さ33mm
本体重量:約107g
稼働時間:約60分(最高出力時)
充電時間:約90分(充電時の規定電圧:5V/1A)
振動パターン:10種
振動段階:3段階
防水仕様

No.00067

フェムケアコンシェルジュ 木川誠子さん

出版社勤務を経て2009年よりライター・エディターのフリーランスとして活動。ウェルネスや美容、ライフスタイルのコンテンツを発案し、ディレクションから執筆まで一貫して携わる。2016年から兼ねてより関心のあったフェムテック領域に本格的に取り組み始め、フェムケアをはじめ、五感を通して自分を知るための”フェムアートプロジェクト”を立ち上げる。2022年には『株式会社k company』を設立し、その実践の場を創造・提供。また、10年以上の取材による知見と3000個以上のフェムケア製品を試した経験を活かして、フェムケアコンシェルジュとして、独自の発信を行っている。『フェムテックジャパンカレッジ』の記事制作ディレクターでもある。