“表参道で日本らしいフェムテック・フェムケアを”をテーマに、女性特有の健康課題解決へとサポートしてくれる製品やサービスが集結した『フェムテックジャパン2022／フェムケアジャパン2022』。注目の製品やサービスをカテゴリーごとにピックアップ！
日本のフェムテック産業においてもっとも活発化しているといえるのが月経ジャンル。オンラインピル処方から吸水ショーツ、生理用ナプキン設置プロジェクトまで、幅広い製品・サービスが集まりました。
LINEで生理日予測、パートナーと情報共有ができる『PAIRCARE』
問／PAIRCARE
アプリで生理管理を行っていると記録をし忘れることがけっこうあるという人は、LINEで行える『PAIRCARE（ペアケア）』がおすすめです。
LINEで友達追加をして、最後の生理日や周期にまつわる質問に答えるだけでOK。次の生理日や排卵日を予測し、生理日が近づくとLINEでお知らせが届くから忘れる心配もなし。さらに、“パートナー共有”のサービスがあり、パートナーにも生理日や排卵日の予定を通知することができます。
自分自身が管理することはもちろん、パートナーが生理前や生理中の心身の状態を把握しやすくなり、直接伝えるのが恥ずかしいという場合に活用するのもあり。ふたりのコミュニケーションがスムーズになるツールとしても活躍しそうです。
オーガニックコットン100％の布ナプキン型吸水ショーツ『KAANE』
問／KAANE
フェムテックの広がりとともに、多くのブランドが誕生し、さらには既存下着メーカーからも登場している吸水ショーツ。生理用の紙ナプキンやタンポンなどを取り入れなくてもいいことから、毎日身に付けるアンダーウエアと同じ感覚で生理期間を過ごせると人気です。
『KAANE（カーネ）』は、オーガニックコットン100%の布ナプキン型の吸水ショーツ。吸水ショーツは、吸水、速乾、抗菌防臭などの機能がある特殊素材が使われていることが多いため、布ナプキンタイプは意外性あり。オーガニックコットン製だから通気性は良く、蒸れにくく、かぶれにくいうえ、布ナプキンとショーツが一体になったデザインだから広範囲をカバーして漏れにくいというメリットも。肌への優しさやより快適さを求める人にぴったりです。
スタイルアップ機能もある吸水ショーツ『hanayaka（TM）』
問／セーレン
「吸水ショーツもおしゃれにこだわりたい！」という人は、『hayanaka（TM）』をチェック！吸水ショーツとしての機能性はもちろん、『ビスコティクス（R）』というデジタルプロダクションシステムを用いているから、エレガントな花柄やレース柄など、デザインのバリエーションが豊富。
さらに、360度の伸縮性ある特許素材のため、快適な着心地なのに、着圧コントロールファブリックだからスタイルアップも叶えてくれます。むくみやすい生理期間でも、ヒップラインやお腹周りをすっきり見せてくれるのは嬉しい！
多彩な色使いが目を引く吸水ショーツ『Hogara』
問／Hogara
繊維会社で働く女性たちの、“自分たちが今欲しい”という想いから誕生したのが『Hogara』。200名近い女性社員に取材やアンケートを行い、その時にあがった「ニオイが気になる」「お尻回りがごわごわと着ぶくれする」「ストレスが溜まり憂鬱になりがち」などの声も商品開発に活かされているそう。
『Hogara』の吸水ショーツは、オーガニックコットン製でありながら、色使いが印象的。ピンク、オレンジ、グリーンといったポップなカラー。そして、アカカブ、サクラ、マッシャといったペールトーンの色使いがおしゃれです。
老舗下着メーカーならではの吸水ショーツ『サラッフィープラス（R）』
問／チーカス
“ショーツの不快・不安を快適・安心に変えるブランド”として、創業50年を超える下着メーカー『チーカス』から誕生した『サラッフィープラス（R）』。
生理期間だけではなく、おりものが増える排卵の期間も含め、ニオイや蒸れなどの気になる悩みに適した多層構造で快適さを追求。さらに、色使いやレースのデザインなど、おしゃれを保ちながらも、デリケートゾーンに触れる部分はノンケミカル素材を使用し、肌にも優しい仕様になっているのもポイントです。
ラグジュアリーな布ナプキン『ランジェリーナ』
問／JUNA
布ナプキンはオーガニックコットンが持つナチュラルな色合い、風合いを活かしたものが多い中で、『ランジェリーナ』は名前の由来にもなっているように、ランジェリーのようなナプキンであるラグジュアリーなデザインが魅力です。「生理期間だから仕方がない」と諦めていたセクシーさ、エレガントさを、高品質なシルクとレースのデザインで表現。
シルクは第二の肌とも呼ばれているほど、人間の肌に近い成分でできている繊維。吸湿性、放湿性、通気性に優れているため、デリケートゾーンにも優しい形で取り入れることができます。
使用後はつけ置きして揉み洗いした後、洗濯ネットに入れて洗濯機で洗うことができるのも嬉しい点。
生理用品やデリケートゾーンケアが揃う『ナチュラムーン』
問／G-Place
『ナチュラムーン』は、コットン100％のトップシートと高分子吸収剤不使用を両立した、日本初のナチュラル生理用品を誕生させたブランド。
吸水ショーツや月経カップなど、生理用品の選択肢は広がっているものの、「やっぱり紙ナプキンが使いやすいから安心」という人は、肌に優しい素材でできたものに切り替えてみるのもあり。さらに、デリケートゾーンケア製品もあり、生理期間をはじめ、日々の暮らしをより快適にするためのアイテムも要チェックです。
経血の漏れが気になる人にチェックしてほしい『Angelite』
問／カフカ
「接客業だから、生理中にタイミングよくトイレに行けない」「夜寝ている時に経血が漏れないか心配」など、経血の漏れが気になることがありますよね。そんな時に活躍するのが『Angelite（アンジェライト）』です。
『Angelite』は、吸水する素材と言われている『ディアプレックス』という素材も採用した、ショーツの上から重ね履きする用のインナーショーツ。透湿・耐水性、バリア性に優れているため、履くだけで経血の漏れをブロックしてくれます。
ボディラインに程よくフィットする薄さと軽さで、ボトムには響きにくいから、重ね履きしても安心。ショーツを重ね履きするという新発想で経血漏れの心配を解消してくれます。
オンライン診療とピル処方ができる『マイピルオンライン』
問／生理周期のコントロールや健康管理方法のひとつとして、ピルという選択肢が広まってきている中で、オンラインで診療と処方ができるサービスが増えています。『マイピルオンライン』もそのひとつ。
『マイピルオンライン』はピルに特化したサービス。必ず産婦人科医が診療とピルの処方を担当するため、安心して利用でき、気になることなどを相談しやすいというメリットも。LINEもしくは、オフィシャルサイトで24時間予約を受け付けているから、忙しい時でも自分のタイミングで予約ができます。
社会課題である“生理の貧困”の解消へ『「誰もが快適な生理を」プロジェクト』
問／https://femtech-japan.com/kaiteki/
2021年春「生理の貧困」が社会問題として炙り出されました。トイレへ生理用ナプキンを設置する施設も増えておりますが、その一方で「衛生面が心配」「イタズラされたりしないかな」「大量に持ち帰られて転売されたりしたら……」といった声があります。
そのような悩みを解決へと導くために始動したのが、トライアル期間のノンポリマー生理用ナプキンを無償で提供する『「誰もが快適な生理を」プロジェクト』。ネガティブ要素の実証実験ができ、試用者のアンケート取得も可能。トライアル期間は無償で行えることで予算の心配もありません。トイレへの生理用品設置に取り組みたい学校、企業、自治体等の後押しとなる取り組みです。
イベントレポートは下記YouTubeからもご覧いただけます
https://www.youtube.com/watch?v=cfJfI5QdgAs
https://www.youtube.com/watch?v=kyLIeRFiROY
以上、フェムテックジャパン2022イベントレポートvol.5をお届けました。
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