phコントロールができる機能生地を採用した布ライナー!【フェムテックジャパンアワード2023 エントリーNo.4 帝人フロンティア株式会社 itoomof.】

2023年のフェムテック・フェムケア総決算イベントとして、『フェムテックジャパン2023/フェムケアジャパン2023』を2023年12月7日に開催!そして、同時に『フェムテックジャパンアワード2023』が発表されます。

そこで、『フェムテックジャパンアワード2023』にエントリーいただいた製品・サービスを順次ご紹介。製品・サービスの誕生背景や特徴、担当者からのメッセージをお届けします。今回は、『itoomof.(いとおもふ)』です。

テクノロジーを応用した製品を展開する『いとおもふ』
いとおもふ

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自分らしく生きる女性のためのフェムテックブランドとして立ち上がったのが『いとおもふ』。帝人フロンティアが培ってきたテクノロジーを応用し、第1弾アイテムとして『汗かきさん専用の枕パッド』が誕生!そして、第2弾である『おりもの専用ライナー』が『フェムテックジャパンアワード2023』のエントリーアイテムです。

「更年期の症状であるホットフラッシュは、昼でも夜でも関係なく、また寝ている間にも汗が出てきてしまいます。その対策として、第1弾アイテムである枕パッドを作りました。

そして、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減少するタイミングである産後や更年期を想定しながら開発を進めたのが、『おりもの専用ライナー』です」(ブランド担当丸山詠子さん・以下同)

特徴1 エビデンスあり!生地表面のphコントロールができる機能素材を採用
機能素材

「エストロゲンの分泌が減少すると、腟内や腟入り口付近(デリケートゾーン)のグリコーゲン(動物デンプン)が少なくなってしまうため、それを栄養としている乳酸菌も減少すると言われています。そのため、本来弱酸性に保たれているデリケートゾーンのphがアルカリ性に傾き、雑菌が繁殖しやすくなり、トラブルにつながる。そうならないためには、悪玉菌の増殖を防ぐことが大切だと思い、弊社開発の機能素材であるエコピュアー(R)を採用しました。

エコピュアー(R)には、生地表面に付着した汗のアルカリ性を弱酸性にするというphコントロールの機能が認められています。つまり、デリケートゾーンを弱酸性に保つサポートをしてくれるので、おりものライナーに最適な素材だと感じました!

また、汗対策としても有効です。デリケートゾーンまわりは蒸れやすく、汗もかきやすいと思います。汗はアルカリ性のため、そのままにしておくとデリケートゾーンがアルカリ性に傾いてしまいます。エコピュアー(R)を採用している『おりもの専用ライナー』を身に付けておくことで、そんな時でもデリケートゾーンを弱酸性の状態を保つサポートになります」

『おりもの専用ライナー』は洗って繰り返し使うアイテムなので衛生面も気になるところですが、水溶性の汚れが付きにくく、繊維の奥まで水が届くため汚れが落ちやすいという防汚性。さらには、雑菌が繁殖しにくく、ニオイ(アンモニア臭)の抑制をしてくれる抗菌防臭性などの特性もあり、安心して取り入れられます。

特徴2 ありそうでなかったTバック対応の羽なしデザイン!
羽なしデザイン

『いとおもふ』の『おりもの専用ライナー』は、羽ありとなしの2種類で展開されています。Tバックタイプにも取り入れていただけるように開発されたという羽なしタイプは、ありそうでなかったデザインです。

「開発を進める中で市場リサーチをした際、Tバックに取り入れられる布ライナーがほとんどありませんでした。私自身、布製ではないおりものシートのTバックタイプは使用したことがあったのですが、布タイプを『いとおもふ』で作ってみようと。ただ、需要は少ないのかなと思っていたのですが、想定よりもいい反応をいただけています。

中には、ボクサータイプなど足口が長いタイプのショーツに羽なしを取り入れている方もいらっしゃいます。確かに、ボクサータイプだと羽ありは使えないので、羽なしはショーツのデザインを限定せず取り入れていただけるという嬉しい気づきとなりました」

『フェムテックジャパン』は製品を実際に見ていただける機会

「『フェムテックジャパン』は、オンライン展開がメインの『いとおもふ』の製品を実際に見て、触っていただける機会です。来場者のみなさんはとても熱心に話を聞いてくださいますし、出展者同士でつながりが持てるなど、とてもアットホームは雰囲気が『フェムテックジャパン』ならではだと感じています。私たちにとってはリアルな声が聞ける場でもあるので、12月開催のイベントでは第3弾アイテムとなる新製品のお披露目を予定しています。みなさんからどんな反応があるのか、今から楽しみです。

そして、今回は『フェムテックジャパンアワード』にも参加させていただいているので、ひとりでも多くの方に、心地いい毎日に寄り添えるブランドとして『いとおもふ』のことを知っていただける機会にしたいと思っています」

執筆/木川誠子

No.00077

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