創業100年以上のゴム企業ならではのソフトさと使い心地が実現した月経カップ【フェムテックジャパンアワード2023 エントリーNo.6 ゴムノイナキ株式会社 フェミナック】

2023年のフェムテック・フェムケア総決算イベントとして、『フェムテックジャパン2023/フェムケアジャパン2023』を2023年12月7日に開催!そして、同時に『フェムテックジャパンアワード2023』が発表されます。

そこで、『フェムテックジャパンアワード2023』にエントリーいただいた製品・サービスを順次ご紹介。製品・サービスの誕生背景や特徴、担当者からのメッセージをお届けします。今回は、月経カップでエントリーの『フェミナック』です。

医療用シリコーン&国内製造『フェミナック 月経カップ』
月経カップ_商品一覧

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欧米ではドラッグストアに並んでいるくらいメジャーな生理用品である月経カップ。日本でもフェムテックのムーブメントの拡大とともに認知を広げてきています。

そんな中、「安心安全な医療用シリコーンを用いた、国内製造の月経カップを作りたい」と立ち上がったのが、創業104年を迎えたゴムメーカーの『ゴムノイナキ株式会社』。そして、2023年8月に日本製の月経カップなどを展開する『フェミナック(feminak)』がデビューしました。

「私たちは愛知県名古屋市に本社を置く、老舗のゴム企業です。これまでは工業品をメインに扱っているのですが、時代の流れにしなやかに対応するモノ作りをしていきたいという想いから2020年に技術企画室という部署が新設されました。

そこで、100年以上ゴムに携わってきた技術や開発能力を活かして、医療用のシリコーンゴムを用いたうえで、女性のためになるアイテムとして月経カップの開発に着手しました」(技術企画室 開発担当 伊藤真知さん)

特徴1 ゴム企業の能力を活かし、使いやすさを追求

「私たちは月経カップの素材であるシリコーンはゴム素材の1種です。私たちはゴム素材には精通していますので、医療用の認可が出ているシリコーンを採用することで安全性を確保。そして、月経カップとして【装着しやすい、開きやすい、取り出しやすい】という、この3点にこだわり、月経カップデビューでも痛みや違和感で断念しないように柔らかい素材を選定し、設計を行いました。

また、月経カップだからこそ、衛生面が気になると思います。『フェミナック』の月経カップは表面がつるつるしているのですが、つるつるしているということはデコボコしている部分が少ないということ。そのため、汚れやニオイが付着しにくいという利点があります」(伊藤真知さん)

「初めて月経カップは装着する時は心理的ハードルもあると思います。私自身も初めて取り入れる時はすごく怖かったです。だからこそ、医療用の認可が取れているシリコーンを採用していること、国内で製造していることは、その心理的ハードルを下げることにもつながると思います」(広報・販促担当 斎藤さちさん)

特徴2 使いたくなるカラフルさ!
4シリーズ全7種

「生理期間は気持ちの浮き沈みもありますし、不調も起こりやすいです。少しでも気持ちがポジティブな状態で生理期間を過ごしていただきたいと思い、見た目の美しさも追求しました。

なるべく嫌な気持ちにならないように……という想いから、月経カップ自体はシアー感のあるカラフルな配色に。洗面台やバスルームに置いていてもインテリアになじむように工夫しました。また、パッケージはコスメアイテムをイメージしてデザインしているのも『フェミナック』らしさです」(伊藤真知さん)
フェミナック

『フェムテックジャパン』では、実際に触ってほしい!

「月経カップを販売していくうえで、さまざまな展示会に行きました。その中でも『フェムテックジャパン』は本気でフェムテックに取り組んでいるメーカーさんがたくさん出展されているイメージがあります。開催のたびに来場してその熱量を感じる中で、私たちも「月経カップができたら出展したい!」という想いが強くなっていきました。今回出展することは私たちも楽しみにしています。

月経カップのことを知らない、使用したことがないという方もまだまだいらっしゃいます。『フェムテックジャパン2023』や『フェムテックジャパンアワード』を通して、ひとりでも多くの方に月経カップを知っていただきたいですし、『フェミナック』の月経カップを使っていただける機会にしたいです。
シャワー室にフェルミナック

イベント当日は、『フェミナック』の4シリーズ全7種の月経カップに加え、2023年冬に発売予定の使い捨て月経カップもチェックしていただけます。ベーシックモデルの『calmie(カルミエ)』は初級者向けなので、とても素材が柔らかく、スポーツタイプ『plaisie(プレジエ)』は口の部分がしっかりめで開きやすく漏れにくいなど、実際に触ってそれぞれの特性を知っていただきたいです」(伊藤真知さん)

執筆/木川誠子

No.00074

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